■ 2020年に発生したコロナ禍のために、ジャパベトナムのツアーは中断して、2年あまりベトナム支援先訪問を中止していましたが、2022年に再開して、ハノイとホーチミンの支援先を訪問し、旧交をあたため、また現状把握を行いました。
その報告の一部は、会誌チャオレターに載せておりますので、ご覧ください。
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■ジャパ・ベトナムでは毎年夏に支援先への訪問ツアーを実施しています。
★2016年支援先ツアーの様子は、こちらの動画をご覧ください。
< 訪問先解説 >
●カオバン省
ハノイから北へ270キロ、北部中越国境の省で、山岳民族が95%を占める。省立病院による省内各地の医療・保健スタッフの研修コースや、病院の機材整備を支援している。
●ゲアン省
ハノイから南へ280キロ、平均年収20ドルとベトナム最貧地帯の一つ。穀倉地帯だが、稲作だけでは食べて行けないため、出稼ぎが多い。橋、診療所、養豚、寺子屋教室、牛銀行など、さまざまなプロジェクトを支援している。
●ビントゥアン省
ホーチミンから東へ200キロの農村地帯。道路や橋、貧しい人の家など基盤整備を支援している。牛銀行のような自立の試みも始まっている。
●ビンフック省
ホーチミンから北へ150キロ。山間部に点在する山岳少数民族の自立支援。子どもたちの寄宿舎などを支援している。
●ホーチミン市
ストリートチルドレン・セックスワーカー・薬物依存者・HIV感染者などの更生・自立支援、AIDS感染者の無料診療所など、4ヶ所への援助を行っている。
●ソックチャン省
南部メコン・デルタに属する。モンキーブリッジと呼ばれる貧弱なつり橋や、飲み水不足(川は濁流)が最大の悩み。井戸や橋、道路、舟などを支援している。
●カマウ省
ベトナムの最南端。やはりデルタ地帯で、自転車や井戸、橋などを支援している。
< ベトナムの旅で注意しておきたいこと >
【病気】 SARSや鳥インフルエンザは特に心配ない。予防注射は各自の判断で。マラリア予防に蚊取線香や虫よけスプレーがあるとよい。飲み水はミネラル・ウォーター。胃腸薬の準備も忘れずに。日差しが強いので、熱中症対策に帽子を用意するとよい。
【税関】 外貨持ち込み額はよく変わるので、事前の確認が必要。ベトナム街頭での写真撮影は常識の範囲内でOK。市販のCD・DVDも持ち出しOK。ただし、自分で録画したビデオは持ち出せないこともある。
【両替】 空港や都市の銀行、ホテルでも頼める。ドルでも円でも両替可能だが、ドルの方が通用しやすい。
【治安】 都市部ではスリや「ぼったくり」に注意。農村や少数民族の村を日本人だけで訪れるのはNG。信頼できる現地ガイドが不可欠。地方でベトナム人の自宅に泊まるのも、原則NG。
【ホテル】 私たちが利用しているのは「ミニ・ホテル」と呼ばれる、バス・トイレ・エアコン・テレビ付きで一泊20ドル前後のホテル、英語も通じる。旅行代理店では予約は扱っていないので、初心者にはお勧めしない。
【インターネット】 大都市ならたいていインターネット・カフェがあるが、日本語が使えるかどうかは店次第。